teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


みんなで日本語をまなびましょう。

 投稿者:沖野研一メール  投稿日:2011年10月16日(日)14時41分9秒
  タインさん

お世話になっています。

日本語の勉強のためメールで上手にお話ができるようになったらいいですね。

http://8516.teacup.com/cariina5959/bbs

この掲示板を利用してベトナム留学生さんとお話をしませんか?

先日いっしょだった皆さんも自由に書き込んでください。

大堀様も谷川様も大いに書いてください。

よろしくおねがいします。

沖野研一

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 
 

わたしの魂は 卑怯ではない 

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2009年 4月 9日(木)18時53分21秒
  191 わたしの魂は卑怯ではない


わたしの魂は 卑怯ではない 世の嵐に悩む領域で 怯えおののく者ではない わたしには 天の栄光の輝きが見え また「信仰」がひとしく「恐怖」からわたしを護り輝く


ああ わたしの胸の内なる「神」 常に坐します全能の神よ 「命」、「不死の命」なるわたしが あなたから力をうるように あなたは わたしの内に安らぎ給う


空しいのは 人の心を動かす 数々の信条 いいようもなく空しい、 枯れ草のように 果てしない大海原の この上なく儚い泡のように 無価値なのは


あなたの無限性を 心に固く信じ 「不滅」の不動の岩に しかと確実に 碇をおろした者に 疑惑を目覚めさせようとすること


大きな包み込む愛で あなたの魂は 永遠の年月に生命を与え 天上に漲り 立ち込め、 変化し、持続し、溶解し、 創造し、育成する


「大地」と月が 消え去り 太陽と宇宙が 消滅しても あなたがひとり あとに残れば 「あらゆる存在」は あなたのなかに存在する


そこに 「死」の入る余地はない 死の力が 無となし得る原子もない あなたは「存在」であり「息吹」であり あなたの実体は 不滅だから


エミリ・ブロンテ詩集 川俣陽太郎訳 みすず書房ブロンテ全集より

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

調和の書

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2009年 2月14日(土)12時34分30秒
  ・・・呼吸をし、息を入れ、永久の清新さを保つ、偉大な生きた泉で、気力を恢復しなければならない。


それをどこに見出すべきか、インダス河・ガンジス河がそこから流れ下ってくる聖峰、ペルシャの急流、「天国」の諸河の流れる彼方にあらずしてどこであろうか?


西洋においては凡てが狭い。ギリシャは小さい。私は窒息する。ユダヤは乾燥している。私は息切れする。


中央アジアの側を、奥東洋の方を少し眺めてみよう。私は彼處に私の巨大な詩を有する、インドの海のように広大で、太陽に金色に輝き、なんらの不協和音も発しない神々しい調和の書を。


優しい平和がそこを支配している。そして戦いのただなかにおいてさえも、無限の優しさ、限りのない同胞愛が生きとし生けるものに及び、


愛と憐憫と仁愛の大洋(底も岸ない)。私は探し求めていたもの「親切の聖書」を発見した。 ミシュレ


ロマン・ロラン著、宮本正清訳「ラーマクリシュナの生涯」みすず書房の冒頭より

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

その神

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2009年 1月31日(土)16時33分12秒
  にわかに、中庭の中に、彼の背後に、みなぎりたつ水が、重い大きなまっすぐな雨が、水門の開けたかのように降り出した。


じっとたたえていた空気がうち震えた。かわいた堅い地面が鐘のように鳴った。獣のようにほてった熱い大地の巨大な香りが、花や果実や愛欲の肉体などの匂いが、熱狂と愉悦と痙攣の中に立ちのぼった。


クリストフは幻覚に襲われ、一身を挙げて緊張していたが、、臓腑までぞっと震え上がった。


ヴェールは裂けた。幻惑すべき光景だった。電光の閃きに、彼は見て取った。闇夜の底に、彼は見てとったーおのれこそその神であった。


その神は彼自身のうちにあった。神は室の天井を破り、家の壁を破っていた。存在の制限を破壊していた。


空を、宇宙を、虚無を、満たしていた。世界は神のうちに、急湍のように躍りたっていた。

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

(無題)

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年10月30日(木)06時53分9秒
  おんみは わたしを限りないものになしたもうた。-それが おんみの喜びなのです。


この脆い器を おんみはいくたびも空にしては、つねに 新た生命でみたしてくれます。


この小さな葦笛を おんみは 丘を越え 谷を越えて持ち運び、その笛で 永遠に新しいメロディーを吹きならしました。


おんみの御手の不死の感触に、わたしの小さなこころは 歓びのあまり度を失い、言葉では尽くせぬことばを語ります。


おんみのとめどない贈り物を わたしは この小さな両の手にいただくほかありません。


幾歳月かが過ぎてゆく、それでもなお おんみは注ぐ手をやすめず、そこにはまだ満たされぬゆとりがあります。


R・タゴール著森本達雄訳註「ギダンジャリ」より

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

すべてをさしだせるか

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年 9月28日(日)16時00分44秒
  わたしは 戸口から戸口へと 村の小道を物乞いしながら歩いていた。そのとき、あなたの黄金の馬車が 絢爛たる夢のように 遥か彼方に現れた。王者のなかのこの王は誰だろうと、わたしは考えた。


わたしの希望もふくらみ、失意の日々もこれで終わった、と思った。そして、求めずとも与えられる施しと 塵のなかにいちめんにばらまかれる財宝を期待しながら、わたしは立っていた。


馬車は わたしのそばに来て 止まった。あなたは わたしを一目見て 微笑みながら降りてきた。わたしの人生にも ようやく幸運がめぐってきたかかに思われた。


そのとき 不意にあなたは 右手をさしだして言った「このわたしに 何をくれるというのかね」と。


乞食に向かって物乞いの手をさしだすとは!なんという王さまらしいいたずらなんだろう!


わたしは当惑し、どうしたものかきめかねて、しばらく立ちすくんでいたが、やがて わたしの頭陀袋から おずおずと いちばん小さな米粒をとりだして、あなたにさしあげた。


日暮れどき、袋の中身を床にあけ、貧しいもらいものを積み上げて、 そのなかに いとも小さな金の粒を見つけたとき、どんなにかわたしは驚いたことだろう!


わたしは おいおいと泣いた。


そして、わたしの持てるいっさいを あなたにさしあげるだけの真実心がわたしにあったらと、かえすがえすもくやまれた。


R・タゴール著森本達雄訳註「ギダンジャリ」より

・・・死するとき、すべてをさしだせるでしょうか?・・・・kouroen

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

夏目漱石

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年 9月27日(土)17時54分30秒
  このように自活自営の立場に立って見渡した世の中は悉く敵である。


自然は公平で冷酷な敵である。社会は不正で人情のある敵である。


もし彼対我の観を極端に引き延ばすならば、朋友もある意味に於いて敵であるし、妻子もある意味に於いて敵である。


それが病気になると、がらりと変わった。


「安心して療養せよ」という電報が満洲から、血を吐いた翌日にきた。


思いがけない知己や朋友が代わる代わる枕元に来た。


あるものは鹿児島から来た。あるものは山形から来た。又あるものは眼の前に逼る結婚を延期して来た。


忙しい世が、是程の手間と時間と親切を掛けてくれそうとは夢にも待ち設けなかった余は、病に生き返ると共に、心に生き還った。


病気が床の周囲を屏風の様に取り巻いて、寒いこころを暖かにした。


そうして此の幸福な考えをわれに打ち壊す者を、永久の敵とすべく心に誓った。


夏目漱石著「切抜帖より」の「思い出すこと事など」より

・・・漱石はここで解脱したのでないでしょうか?・・・・kouroen

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

(無題)

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年 9月20日(土)20時24分31秒
  このように自活自営の立場に立って見渡した世の中は悉く敵である。


自然は公平で冷酷な敵である。社会は不正で人情のある敵である。


もし彼対我の観を極端に引き延ばすならば、朋友もある意味に於いて敵であるし、妻子もある意味に於いて敵である。


それが病気になると、がらりと変わった。


「安心して療養せよ」という電報が満洲から、血を吐いた翌日にきた。


思いがけない知己や朋友が代わる代わる枕元に来た。


あるものは鹿児島から来た。あるものは山形から来た。又あるものは眼の前に逼る結婚を延期して来た。


忙しい世が、是程の手間と時間と親切を掛けてくれそうとは夢にも待ち設けなかった余は、病に生き返ると共に、心に生き還った。


病気が床の周囲を屏風の様に取り巻いて、寒いこころを暖かにした。


そうして此の幸福な考えをわれに打ち壊す者を、永久の敵とすべく心に誓った。


夏目漱石著「切抜帖より」の「思い出すこと事など」より

・・・漱石はここで解脱したのでないでしょうか?・・・・kouroen

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

蓮の花の咲いた日に

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年 9月 6日(土)13時27分14秒
  蓮の花の咲いた日に、ああ、わたしの心は彷徨っていた。


なのに、わたしはそれに気付かなかった。


わたしの花篭は空っぽだった、なたのに、花には目もくれなかった。


ただ、ときとして、ある悲しさがわたしのうえにふりかかり、わたしは夢からふと目覚め、南の風に、あやしい香りの余韻を聞いていた。


そのほのかな甘さが、わたしの心を、あくがれにうずかせた。それは終焉を求める夏のはげしい息づかいのようにも思われた。


そのとき、わたしは知らなかった、花がそんなにも身近にあり、それがわたし自身のものであったことを、


そして、このような全き美が、わたし自身の胸の奥深くに花咲いていたことを。


R・タゴール著、森本達雄訳「ギタンジャリ」より

・・・kouroen

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

死がおまえの戸口を叩く日に

 投稿者:kouroen5959メール  投稿日:2008年 8月30日(土)17時29分47秒
  死がおまえの戸口を叩く日に、おまえは何をささげるつもりか?


おお、わたしは、なみなみとわたしの生命をたたえた盃を客人の前にさしだそう。


けっして、素手では客人を帰しはすまい。


秋の日夏の夜をかけてわたしが造った美酒のすべてを、あくせく働きつづけたわたしの人生の


収穫と蓄積のすべてを、わたしは客人の前にさしだそう


死がわたしの戸口を叩く人生終焉の日に。


R・タゴール著、森本達雄訳「ギタンジャリ」より

http://www.geocities.jp/kouroen5959/

 

レンタル掲示板
/9