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10/20に秋季ソフトボール大会が開催されました。
例年、秋のソフトボール大会は2チームの戦力を均等にし、優勝と準優勝を同時に達成することを目標に大会に臨んでいます。昨年、優勝・準優勝を勝ち取り、大小二つのトロフィーを持ち帰った先輩方の姿に恥じない戦いを誓いました。
予選リーグが開幕し、まず初戦を戦ったのはAチームでした。毎回避けては通れない大きな壁となっている片山研Aとの戦い、再三のピンチをしのぎながらなんとか勝利することが出来ました。続いてBチームも初戦の乱打戦を制し、両チームとも勝利で幸先のいいスタートとなりました。その後、Aチームは2戦目も勝利、Bチームは敗れたものの、両チームとも決勝トーナメントへとコマを進めました。
まず決勝トーナメント1回戦はBチームが片山研Bと戦いました。時期キャプテンとの呼び声高い藤澤が再三の好守備を見せ、バックもエース佐藤を盛り立てましたが、相手チームのお家芸である右打ちの前に健闘むなしく、初戦で敗れ去りました。
それを見て燃えないわけがないのAチームのメンバー。しかし、気合が空回りしたのか、決勝トーナメント1回戦の君塚研戦では終盤までリードを許す苦しい展開。その局面を打開したのがショートからチームを鼓舞してきた河口でした。起死回生のスリーランホームランで逆転すると、そのまま逃げ切って準決勝進出を決めました。準決勝の相手は先ほどBチームを破った片山研B。初回に4点の先制を許すも、チームの雰囲気は悪くならず、みんなが声を出して盛り上げていました。すると直後の1回裏、大濵の2ランで差を縮めると、その後2打席連続ホームランとなるグランドスラムで逆転に成功。その後は大林がコースを丁寧に突く、繊細かつ大胆なピッチングで長打を許さず、攻守がかみ合って決勝進出を決めました。決勝の相手は、予選リーグでの激闘が記憶に新しい片山研Aチーム。先ほど勝利したとはいえ、一切油断はできません。初回、またもや先制を許し苦しい試合展開となりましたが、1回の裏に反撃、一つのアウトも取られないままに逆転に成功しました。しかしその時、片山研のショートが両足をつって試合が一時中断。なかなか起き上がれないその選手を運び出そうとした審判の方も足をつり、グランドは一時騒然とした空気に包まれました。この中断が流れを変えたのか、その後は無得点で攻撃を終了し次の回へ、さらに試合は膠着状態のまま進みましたが、ついに追加点を奪い、最終回へ。少し余裕をもって臨んだ最終回でしたが、優勝への道のりはそう平坦ではありませんでした。2点を返され、なおも2アウト3塁のピンチ。野手全員が集中し、静まり返るグラウンド。5試合一人でマウンドを守ってきた大林が投じた本日の349球目は相手打者の振りぬいたバットの芯に当たり、鋭い打球がレフトへ。「まずい!」誰もがそう思った次の瞬間、ボールは春からの地道な努力で成長を遂げた駒田のグラブにおさまり、グランドに歓喜の輪が!春の準優勝の悔しさを胸に努力を続けてきたみんなの気持ちが最高潮に達した瞬間でした。実に5試合中3試合が片山研との試合となり、因縁の相手ぶりを発揮してくれましたが、何とか勝ち切ることが出来、春の雪辱を晴らすことが出来ました。
1年間ソフトボール大臣を務めさせていただき、苦しいときもありましたが、皆様の支えのおかげで何とかやり抜くことが出来ました。チームメイト、先生方、遠くから応援してくださったOB・OGの皆様に感謝して、優勝のよろこびの言葉とさせていただきます。
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